消費者金融の審査基準
消費者金融はどのような審査基準のもとに
融資可否や融資額を決定しているのでしょうか。
消費者金融は原則として
無担保でお金を貸しています。
普通に考えれば、無担保で見ず知らずの人に
数万円ならともかく、数十万円ものお金を
貸すという行為は、なかなか考えられないものです。
では、実際に消費者金融の審査基準は
どうなっているのかを知っておきましょう。
銀行、信販会社との違い
最も低金利でお金を借りることができるのは、
やはり
「銀行」
です。
銀行は不動産担保や保証人が無い人にはお金を貸しません。
審査においては住民票や納税証明書、収入証明など
多くの証明書類の提出を求められます。
また、審査にかける時間も長く、
審査申し込み後すぐに融資決定
というわけにはいきません。
クレジットカードを扱う信販会社においては担保が不要な分、
申込み者の資力・性格・資産
の3つの軸から総合的に信用度を
判断するという
「3C」
という考え方に基づいて審査基準を定め、
慎重に審査をしています。
これに対して、消費者金融はどうなっているのでしょうか。
消費者金融の審査基準=貸した金を回収できるか?
消費者金融の審査基準で重要なこと。
それは、貸したお金を回収できるのか
ということに尽きます。
よって、当然ですが誰にでも
お金を貸すというわけではありません。
消費者金融に申し込んでも、
融資を断られる人も当然います。
「でも、借金がなければお金は借りれるんじゃないの?」
と思う方もいるかもしれません。
しかし、そうとも限らないんです。
例えば、無職で収入がない人には融資できますか?
収入がないわけですから、
返済も困難になることは
目に見えていますよね。
だから、無職の人は融資が
断られることがほとんどです。
また、暴力団や政治結社、右翼団体などは
回収時の身の危険や服役による
長期未回収リスクがあるため
融資NGとなる確率が非常に高いです。
申し込み者の情報を見て融資を断ることも
申し込みをする際は、店頭に来ようがネット上での
申し込みであろうが、住所や氏名、電話番号、職業、
年収、他社借り入れの有無などの個人情報を記入し
申し込みます。
その際、個人情報によっては融資を断ることもあります。
例えばどんなケースがあるのでしょうか?
幾つかみていきましょう。
・住所不定、家出中→追跡ができなくなるおそれがある
・自宅の電話が料金未納で不通
→電話連絡が取れないと、料金未納の際に督促ができなくなる。
・勤務先
→勤怠状況が良くないことが分かったり、実際は勤務していない
ことが判明すれば、融資を断ることになります。
・未成年
→消費者金融会社は、未成年にはお金を貸しません。
・身分証明書が本物か
→免許証や保険証、パスポートが本人のものなのかを確認します。
場合によっては他人のものを使っている可能性があります。
このように、消費者金融会社は限られた情報の中で、
融資の可否や額を決めていくわけです。
決して簡単にお金を貸しているわけではない
というわけですね。
特に現在は、法改正により総量規制
(お金を貸す上限が決められた)のため
以前よりも融資の審査基準は
厳しくなっていると言えます。
ま、多重債務者を増やさないようにするためには、
厳しいほうがいいんですけどね。。
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